冬の快眠術

気温の低い冬は、体が冷えてなかなか眠れなかったり、トイレに行きたくなって途中覚醒してしまうなど、熟睡できなくなりがちですよね。
寒いからと厚着をしたり電気毛布をかけて寝たら、夜中にぐっしょりと汗をかいてしまい、逆に寝冷えしてしまったというようなことも。

★布団のあたためかた★
電気毛布を使用する場合は、就寝前に温めておいて就寝後は電源を切るか、タイマーをセットしておきましょう。
人は睡眠をするとき、体温が下がることで熟睡モードに入ります。
電気毛布で体温よりも温かい状態を保ってしまうと、自然な体温調節を妨げ、熟睡できずに疲れを翌日に持ち越してしまうことになります。
それでも就寝中も温めたいという場合は、部分的に温めることができて、置く場所が移動できる湯たんぽや、あんかがよいでしょう。

★靴下を履いて寝ない★
足指は素足のままがおすすめです。
素足ではどうしても寒いという場合は、汗冷えを招きにくいシルク製の靴下にするか、レッグウォーマーを使用して、かかとから足首までを温めるようにしましょう。
靴下を履いたまま寝ると、冷え性を悪化させる原因となります。足の裏が非常に汗をかきやすく、靴下が湿ることで冷えてしまい、自然な体温調節機能がうまくはたらかなくなることがあるためです。

★腹巻をする★
腹巻きで体の中心部を温めることで全身の体温を効率よく上げることができます。内蔵型冷え性の方や、夜中に尿意で目覚めてしまうという方は就寝時の腹巻を試してみると良いでしょう。

★就寝前に温かい飲み物をとる★
温かい飲み物は、内臓から体温上昇を促します。体温が下がり始めるときに自然な眠気がおきるので、睡眠前のリズムをつくるのにおすすめです。安眠効果を高めるためにノンカフェインのものを選びましょう。

●白湯
胃腸に負担をかけずに、体を温めることができます。
●生姜湯
体を温める効果のあるショウガで体の末端まで温めて睡眠の質を高めます。
●カモミールティー
ヨーロッパで古くから不眠症対策に使われていたとされ、心身をリラックスしてくれる香りが特徴です。カモミールティーから立つ蒸気(湯気)は鼻づまりの改善をもたらし、睡眠時に口呼吸になりやすいのを防ぎます。交感神経から副交感神経優位へ切り替えるときにとても効果的とされています。

このページの上部へ