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シリーズ「宇野敦の夢のマイホームよもやま話」地層の電子活性化で幸せを招く地盤に改良、「イヤシロチ」の秘密 その1

RME住宅展示場代表の宇野です。

 

シリーズ「宇野敦の夢のマイホームよもやま話」。第一回目となる今回は、今、密かに話題になっている「イヤシロチ」がテーマ。

「イヤシロチ」とは、地層中における電子の役割を科学的に分析・研究した結果、良好なコンディションを招く性質を持つ土地に名付けられた名称です。

 

そんな、マイホーム建設には欠かせない、「良好な土地」探しの助けになるお話しです。

 

 

 

・良好な状態を招く土地と災厄を招く土地

 

1300年前に書かれた風土記と云う書物があります。覚えていますか?

歴史の授業で古事記・日本書記などと並んで出て来ましたよ。その風土記の中にある豊後国・今の大分を舞台にして書かれた話しの一つに「餅の的」というものがあります。

 

昔むかし。玖珠郡に広々とした野がありました。

大分郡からやって来た人が、せっせと働き、その土地を開いて豊かな田畑に変えました。その人は、やがて富み栄え、その辺り一番の長者となりました。

 

ある日、長者になって風格も増したろう、その人は酒宴の余興に餅を的にして矢を射かけて遊びました。不思議なことに、的にされた餅は白鳥になって飛び去ってしまいます。それからというもの、豊な稔りがあった長者の土地は、徐々に荒れ果てていき、何を植えても枯れてしまうようになります。餅が白鳥となって去ると、富も去ってしまった、というわけです。そのうちに長者は、一家とともに、その土地から姿を消してしまい、行方も知れなくなったそうです。

 

その後、速見郡からクニという人がやってきて、あれほど豊かな土地であったのだからと、再び、長者の土地を耕し、稲を植えました。ところが、いくら稲を植えてみても、ことごとく枯れてしまったのだそうです。ついにクニも不思議なことだと長者の土地を離れて行ってしまったとさ、、、。

 

 

 

さて、豊かな稔を約束されて、長者一家が暮らしていた土地が、餅を的にして遊んだことをきっかけに荒れ果ててしまうというこの話。まさに、土地が持つ力。地力とでも言うものの衰退を語っています。現代人から見ると荒唐無稽にも思える話しですが、実は、そこに深い意味合いが隠されているのです。

 

一方で、かつての長者の土地のように稔りが豊かな土地や、工場や店を建設すると生産性が高い土地。家を建てて暮らしてみると、健康で明るい生活がおくれる土地などなどのように良好な状況を招く土地があります。

 

また、一方には、逆に餅が白鳥となって飛び去った、その後の長者の土地のように、モノの稔のりが悪い土地。工場や店があっても生産性が上がらない土地。暮らしてみると病人が多く出るなどなど、災厄を招く土地があります。

 

そんな、良好な状況を招く土地、災厄を招く土地について、全国的な調査を行いサンプルを集めた結果、その理由を分析し、良好な状況を招く土地については一層充実させ、災厄を招く土地については、良好な状況を招く土地へと変えてしまう科学的方法を発明した研究があります。

 

良好なコンディションの土地の上に、マイホームの基礎を作りたい。安心で幸せな生活が約束される夢のマイホーム建設を実現するためには、是非とも知っておきたい土地の性質についての、この研究。良好な状況を招く土地を「イヤシロチ」、災厄を招く土地を「ケガレチ」と呼びます。

 

次回は、その「イヤシロチ」「ケガレチ」とはどのような土地なのか。研究の中身について、話しを進めていきます。

 

(つづく)

 

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