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シリーズ・宇野敦の夢のマイホームよもやま話/地層の電子活性化で幸せを招きの地盤改良、「イヤシロチ」の秘密 その2

 



RME住宅展示場の代表の宇野です。

 

良好な状態を招く土地と何となく気分が落ち着かない土地」のタイトルで、先週、第一回目を皆さんにお伝えした、このシリーズ。

今日は、植物生育の優勢地で人間の健康地でもあり、物質の耐久性を付与する地帯の「イヤシロチ」(弥盛地)と、植物生育の劣性地帯で、人間には不健康な土地で、ものが腐りやすく壊れやすい地帯の「ケガレチ」(気枯地)の研究についての話に入っていきます。

 

同じ条件でも豊作・不作が起こる.楢崎皐月博士の研究

 

コメや野菜を、ある土地を使い作った時に、肥料を施すなど人の管理以外の原因から、こちらの土地は稔りが良いが、あちらの土地は悪い。工場やお店を建てると、営業努力以外の何かわからない原因で、効率が良かったり、悪かったりする。家を建てると、一方の土地は家族の団らんがある、明るい家庭になるけれど、一方の土地は、病人が多く出るなど不幸が多い。

 

もし、土地そのものに、何かしら「地力」だとか「磁力」とでも呼べるような性質があって、引き起こされる、それらの現象との間に、因果関係があるとしたらどうでしょう。その原因を知ることは、農作物の稔りを良くする土地。工場やお店の効率を高める土地。家を建てれば、明るく幸せな家庭を約束する土地など、コンディションが良好な土地を見つけたり、そうした方向へ土地の性質を改善する、言ってみれば土壌改良、地盤改良を行うことができます。

 

この性質・体質の違いの土地を「イヤシロチ(癒し路地)」「ケガレチ(気枯れ地)」と呼びます。「イヤシロチ」「ケガレチ」の言葉の語源は、古代日本人(カタカムナ人:1万年以上前に存在したらしい?)が使っていた言葉から出てきたとのことです。

イヤシロチは、現代的に言えば、先に述べたようなコンディションが良好な土地であり、言い換えれば、生命力を盛んにしてくれる土地です。また一方の「ケガレチ」とは文字通り、気の枯れた土地であり、繰り返しになりますが、農作物が育ちにくく、人がそこに住むとネガティブになったり、病気になったりしやすい、気が落ち着かない土地のことです。

こうした土地の性格の違い、劣悪を言う、イヤシロチとケガレチ。実は、土中の電位の高低と一致しています。電位の高い場所はイヤシロチとなり、低い場所がケガレチの状況に陥るのです。

 

楢崎皐月博士

このコトに気づき、研究を行った科学者がいます。電信柱の変圧器に使う特殊絶縁油の発明など、やはり電気・電子に関わる科学的実績がある楢崎皐月博士(1899.M32年~1974.S49年)です。

 

博士は、鉄の精錬を行う際に、同じ条件で工程を進めても、場所によって、つまり土地によって、出来上がってくる製品に優劣があることに、ある時気づきます。そして、材料の分量や製造工程、気温、天候などが、全く同じ条件の下でも、でき上がった製品の良し悪しが別れるのは、製造を行った土地の性質に原因があるのではないのか、と考えたのです。

 

そこで、博士は日本全国1万2千ヶ所を超える土地についての調査を行うことになります。

                                                                   敦 つづく

 

 

楢崎皐月氏

明治32年山口県東萩生まれ。昭和18年満州吉林省河北の陸軍製鉄技術試験場にて、貧鉄鋼から良質の鉄を作るための建設地決定に、大地電気分布構造を実測。昭和23年から3年間、日本全国の大地電気の実測調査を12,000ヶ所あまり行うとともに、古代文明(カタカムナ)などの解読により「静電三法」に代表される実践技術を確立している。

 

 

 
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