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オプション

  • 太陽光発電
  • ホームエレベーター
  • 床暖房
  • 給湯器の種類と特徴
  • 防犯・セキュリティ・配線・LANの基礎知識

太陽光発電

太陽エネルギーを電気に交換する。

そもそも太陽光発電システムとはどのようなものなのでしょうか? 簡単に言うと、太陽の光というエネルギーから、家庭で使える電気を作り出すシステムのこと。住宅用の太陽光システムは、太陽光エネルギーを電気に変換する太陽電池モジュールを屋根部分に取り付け、その太陽電池で発電した直流電力をコンディショナにより交流電力に変換。コンディショナから、分電盤で住宅内で使用する電気を分配します。余った電気は電力会社に売却でき、雨の日や夜間など電力が足りない場合は、通常のように電力会社から電気を購入します。そのため、電力メーターは売電用と買電用の2種類が必要になります。
太陽電池の種類としては、シリコン系や化合物半導体系などがありますが、多く使用されているのは、シリコン系太陽電池。単結晶シリコン、多結晶シリコン、アモルファスシリコンの3つがあります。
太陽光発電と混同しやすいものが、太陽熱利用。これは、給湯や暖房に太陽熱を使用するもので、太陽熱温水器などがあります。

屋根材一体型も増え価格も低下傾向

以前は屋根に架台を組んで、太陽電池モジュールを設置するタイプが多かったのですが、重量負荷がかかるため、設置できるモジュールの数が限られていました。しかし、最近では、屋根に置くタイプでも、モジュールの小型化や軽量化が進み、どんな屋根形状でも狭小敷地でも対応できたり、高さを抑えて屋根と調和するような商品もでています。効率の良い太陽電池や異なる形状のモジュールを組み合わせることで、屋根への搭載量を増やすなど、製品の開発も進み選びやすくなってきています。また、太陽電池と屋根材を一体化させることで(屋根材一体型)、太陽電池の設置面積が広がり、発電効率を上げることが出来るようにもなりました。屋根と一体化しているので、外観もすっきりするというメリットもあります。
太陽電池1kWあたり年間約1,000kWh発電(地域や設置の方位、傾斜角によって異なる)、個人住宅では、3kW程度の太陽光発電システムを設置するのが一般的です。価格的には、10数年前は1,000万円以上していましたが、現在では200万円~300万円程度とずいぶん下がってきました。機器一式、設置架台、電気・設置工事費、諸申請などの費用が必要ですし、設置方法によっても異なりますので、検討する場合は、早めに見積もりを出してもらうようにしましょう。

国の補助金制度が復活しました。

以前に比べて安くなったとはいえ、高価な設備機器である太陽光発電システム。その設置には、公的なバックアップも用意されています。平成17年度で終了した国による住宅用太陽光発電補助制度が復活し、1月13日に募集が開始されます。今年度の募集期間は、平成21年1月13日~平成21年3月31日。補助金額は、対象システムを構成する太陽電池モジュールの公称最大出力1kWあたり7万円。たとえば、3kWを設置すると21万円となります。
自ら居住する住宅にシステムを設置する個人で、電灯契約をしている方が対象で、対象システムは、最大出力が10kW未満で、かつ、システム価格が70万円/kW以下であること。また、太陽電池モジュールの変換効率が一定の数値を上回ること(太陽電池の種類毎に基準値を設定)、一定の品質・性能が確保され、設置後のサポート等がメーカー等によって確保されていること(10年以上の出力長期保証)が必要です。
制度の詳細や申請手続きなどについては、有限会社中間法人太陽光発電協会内の太陽光発電普及拡大センター(J-PEC)のホームページで確認してください。
また、多くの地方自治体では補助金制度が継続しています。取り入れることを検討している場合は、補助金額、条件や募集期間なども異なりますので、地域の関連部署への早めの確認を忘れずに。自治体のホームページでも確認できますので、事前にチェックすることおすすめします。

注文住宅を建てた人の7.6%が設置

では、現在どのくらいの人が太陽光発電システムを取り入れているのでしょうか? 注文住宅を建てた先輩達の家づくりデータによると、7.6%の人が取り入れているといいます。まだまだ少数派ですが、オール電化住宅も増える中、興味を持ち検討する人は増えていくのではないでしょうか。最近の製品には、発電状況がわかるモニター機能に工夫を凝らしたものが多くみられます。発電した電力と消費した電力がリアルに表示されたり、ワイヤレスでどこでもチェックできたり、電気の使いすぎを知らせたり、パソコンでデータを管理することができたり……。楽しみながら節約を意識できるような機能が搭載されています。太陽光発電を取り入れたご家族からは、「数値で表されることで、節約の意識が高まった」「無駄な電気を使わなくなった」「子供がエネルギーに興味を持った」などの声も聞かれます。太陽光発電は、暮らし方にも変化を与える設備機器と言えるのかもしれません。
太陽電池モジュールの寿命は、基本的には20年程度と言われていますが、破損などが見られる場合は、早めにメンテナンスを。コンディショナの点検も忘れないようにしましょう。メーカーの保証期間やお手入れ方法、定期点検の費用など、事前に確認をしておくことが重要です。設置を検討する場合は、補助金の申請等も含めて、早めに設計担当者と相談するようにしましょう。

ホームエレベーター

動く仕組みはロープ式・油圧式

エレベーターの動く仕組みは、大きく分けてロープ式と油圧式のふたつ。ロープ式は、カゴ(エレベータールーム)をロープで吊り上げ、巻き上げ機で上下させるもの。油圧式は、電動ポンプで油の圧力を制御しながら上下させる運動を基本に、カゴを昇降させる方法です。ロープ式は、省エネや低騒音、油圧の油の匂いが無いなどがメリットです。油圧式は、ふわりとした動きの快適な乗り心地が利点です。
また、ホームエレベーターは、鉄骨や鉄筋コンクリート造の住宅はもちろん、木造住宅にも設置可能。

使いやすさの配慮

使い勝手をアップさせる細かな工夫もみられます。例えば、読みやすい操作パネルや音声アナウンスのあるタイプ、車椅子の場合に背後を確認するための鏡を設置したものやドアから離れた場所でも操作できるリモコンを用意した商品も。つまずきやすい敷居のすき間を小さくしたもの、開閉時間を短縮する両引戸を採用したタイプなどもありますし、扉に挟まる危険をセンサーで防止する機能や停電時にバッテリーで運転される機能、遠隔監視システムが用意されたものあります。
ほか、2階建て住宅向けのリフォーム対応商品の開発も進んでいる。リフォーム用商品の特徴は、住宅自体に負荷をかけない構造であるということ。建物の主要構造部材などを取り壊す必要がない商品もあります。

確認申請

エレベーターを取り付ける場合には、建築確認申請のほかにエレベーターの確認申請が必要です。設置を希望する場合は、間取りを考えるのと同時に検討するようにしましょう。リフォームの場合は、建物の構造補強工事が必要になる場合もあるので、早めに相談して、しっかりと見積もりを取ることが大切です。
ま た、「今すぐ必要ではなくても、将来的にあると便利かもしれない」という場合は、エレベータースペースの確保と構造的な補強だけど済ませておく、という方法も。設置予定のスペースを収納(押入れ)や吹き抜けにしておけば、必要なときにその空間を利用できます。
具体的な商品を選ぶ際には、地震や停電、故障などに対する対策はどうなっているのか、通報システムや方法など、詳細な内容をあらかじめ確認しておきましょう。そして、できるだけショールームやエレベーターが設置されているモデルハウスで、乗り心地を実際に確認することをお勧めします。

床暖房

床暖房は輻射暖房のひとつ

床暖房とは、床面を加熱してその床表面から放射される輻射熱によって暖房するものです。輻射熱は人体にあたっても暖かく感じさせますが、同時に部屋の中の壁や天井、家具などにも吸収され、それらが再び放射され、室内の空気を暖めます。普通、天井の高い部屋を暖房した場合、暖かい空気は天井近くに溜まり、床に近い部分は暖かくなりません。しかし、輻射熱を利用する床暖房の場合、床面付近の快適さはもちろん、部屋全体の温度にムラがなく、均一な暖かさを保つことができます。そのため、部分的な暖房機器ではなく、部屋全体を暖める主暖房として使用することが可能です。
また、空気が乾燥したり、ほこりが舞うこともありませんし、石油やガスストーブのように室内で燃焼が行われるわけではないので、空気が汚れる心配もない。操作はリモコンで行い、部屋の中に機器を設置することがなく、すっきりとした空間となることも魅力のひとつです。

温水式と電気式

床暖房の方式は、温水式と電気式に大きく分けることができます。
温水式床暖房はボイラーで沸かしたお湯を床下の温水パネルに循環させて暖房する仕組みです。お湯を沸かす熱源は、石油、ガス、電気などが用いられ、電気式はヒーターを内蔵したパネルに電気を通して暖房するもの。深夜電力を利用して床下の蓄熱材に熱を蓄えるタイプもあり、割安な夜間の電力を利用することができるのがメリットです。
また、電気式・温水式ともに、仕上げ材(フローリングなどの床材)一体型と仕上げ材分離型があります。一般的に分離型の方が仕上げ材の種類や色・デザイン等を自由に選ぶことができますが、最近ではバリエーションを豊富に揃えた一体型もでてきています。
その他、既存の床の上に貼ることができるタイプなど、リフォーム向け商品も増えてきています。

メンテナンスや維持費も

床暖房の場合、選ぶ際にはイニシャルコストだけでなく、ランニングコスト(燃料費・メンテナンス費など)も確認しておくことがポイントです。
たとえば、燃料の維持費という面では、温水式のガスの方が電気式よりも安いといえるが、温水式は機器代が電気式よりも割高で、熱源機の定期的な点検や部品の交換などメンテナンスの費用も必要になります。電気式は基本的にはメンテナンスは不要。
床暖房の設置スペースなどプランニングによって費用は異なりますので、イニシャルコストとランニングコストをトータルに検討することが大切である。メーカーのアフターメンテナンス体制をきちんと確認しておくことも重要です。

早い時期でのプランニングを

温水式・電気式それぞれ特徴があり、商品によっても違いがありまた、使う床材の種類によっても費用は異なります。リフォームなどの場合であれば、取り入れる商品が限定される場合もあるかもしれない。
何を選べばいいのか悩む場合は、取り入れる面積や部屋数、生活スタイルから考えましょう。
たとえば、広い面積や数多くの部屋に設置したり、家にいつも誰かが居ることが多いご家庭であれば、維持費の安い温水式が向いているでしょう。逆にリビングや寝室だけというように、取り入れる面積が少ない場合、共働きのため使う時間が限られている場合などであれば、電気式が向いていると言えます。また、床暖房を生かすためにも、建物本体の気密性や断熱性を上げることはとても重要です。プランニング、設計全体にも関わってきますので、床暖房を取り入れる際には、できるだけ早い時期に検討をはじめるようにしましょう。

給湯器の種類と特徴

熱源にはガス・電気・石油

お湯を作り出すための給湯器の主な熱源は、ガス、石油、電気。
ガス給湯器は、壁掛式や床置式があり、本体そのものが小さいので設置スペースをあまり必要としないのがメリット。使われずに捨てられていた排熱を再利用する二次熱交換機を搭載した潜熱回収型給湯器(エコジョーズ)も注目されています。電気は、排気がなく空気を汚さないという特徴があります。オール電化住宅とする場合は、給湯器の熱源も電気となるので、エコキュートもしくは電気温水器を設置します。
石油は、原油価格の影響に左右されますが、一般的にランニングコストを低く抑えることができます。排気とともに空気中に放出していた熱エネルギーを再利用する潜熱回収型高効率直圧式石油給湯器(エコフィール)もある。

給湯方式は、瞬間式・貯湯式

給湯方式では、2つ(瞬間式と貯湯式)に分類することができます。
瞬間式は、水栓をあけると同時にバーナー が着火、燃焼し、水を熱して、瞬間的にお湯を作り出す方式です。使う時に必要な量のお湯を沸かすタイプで、熱源はガスか石油になります。一方、貯湯式は、貯湯タンクに水を貯め、ヒーターで沸かし、保温しておく方法。熱源は電気になります。エコキュートや電気温水器は貯湯式になります。

給湯器の機能

給湯器には、キッチンや洗面室などへの給湯に加え、お風呂の自動お湯張り、自動保温、自動たし湯、追い焚き機能など、さまざまな機能があります。搭載機能によって、「フルオート」と「オート(セミオート)」タイプなどに分かれます。一般的に、オートは自動的にお湯をはり、設定した水位で停止、設定温度で保温します。フルオートは、これらに自動足し湯、追い焚き機能が付いたもの。操作方法や機能を音声で知らせたり、キッチンと浴室間の会話が可能なものなどもあります。また、給湯器はお湯だけでなく、床暖房や浴室暖房乾燥機も可能な多機能タイプも増えてきています。どこまでの機能を求めるのか、事前に確認しておくことが大切です。

給湯器の能力

ガスや石油を熱源とした給湯器の場合、給湯能力によって、お湯を貯める時間やシャワーの圧力に違いが出ます。ガス給湯器の給湯能力は号数で表されます。1号は「1リットルの水の水温を、1分間に25度上昇させる能力」のことで、一般的には、16号、20号、24号から選ぶことになります。20号であれば、キッチンと浴室など2カ所同時に給湯が可能ですが、寒い時期は少しお湯の出が細くなる場合もあります。24号は、水温が低い時期でも2~3カ所同時に使うことができます。石油給湯機の給湯能力は、表示方法が異なり、kcal/hで示されます。1500kcal/hがガス給湯器の1号に相当します。4万kcal/hなら24号以上の 能力という計算になる。
夜間にタンク内の水を沸かして保温、貯湯するエコキュートや電気温水器は、一日に必要なお湯の量によってタンクを選ぶことに なり2~3人家族なら300リットル、3~4人家族なら370リットル、4~5人であれば、460リットルが目安になります。割安な深夜電力や適した電気料金メニューなどもあるので、事前に確認するようにしましょう。

環境に配慮した新しい機器も

暮らしや住まいづくりの中で、エコロジーは重要なキーワード。給湯器も環境に配慮した機器は増えてきています。大気中の熱を利用してお湯を沸かすエコキュートや熱効率を高めたエコジョーズなどは、ずいぶん身近な設備機器になってきましたし、太陽熱温水器とガス給湯器を一体化したタイプも。
また、ガスでエンジンを駆動させて電気をつくるのがエコウィル。同時に発生する排熱は給湯、床暖房、浴室暖房乾燥機などにも利用できるガス発電・給湯暖房システムです。太陽光発電システムとエコウィルを組み合わせたタイプもあります。
その他、都市ガスやLPガス、灯油などから水素をつくり、空気中の酸素と化学反応させることで発電するのが家庭用の燃料電池(エネファーム)。生み出された電気は家のどこでも使用することができる自家発電です。燃料電池ユニットでつくったお湯を貯湯ユニットに貯めて、家庭での給湯をまかないます。

間取りプランと同時に検討を

どのようなタイプを選ぶにしろ、給湯器は快適な毎日に大きく関わる大切な設備機器です。さまざまなタイプの給湯器が開発されてきていますので、予算やライフスタイル、間取りなどトータルに考えて選ぶようにしたいものです。
選ぶ機器によっては、ある程度の設置スペースが必要な場合や運転音など隣家への配慮が必要なこともありますので、間取りプランを考えるのと同時に給湯プランも検討するようにしましょう。
水まわり商品のショールームやガス・電気会社のショールームなどを訪れた際には、給湯器のコーナーで機器本体や操作性をチェックすることをおすすめします。また、補助金が設定されている機器もありますので、事前に確認することをお忘れなく。

防犯・セキュリティ・配線・LANの基礎知識

門扉・フェンスは見通しのよいものを

門扉や塀を設けず開放的な住まいも魅力的ですが、防犯の面から考えると、侵入者(不審者)をいかに門の中(敷地の中)に入らせないか、を重視することになります。選ぶ際には、頑丈な門扉や塀であることはもちろん、簡単に乗り越えられない高さや形状のものを選ぶようにしたいものです。最近の門扉をみてみると、自動施錠できるもの、暗証番号で施錠するものなど、カード式で施錠・解錠ができるものなど施錠機能が高まったものが多くなってきています。デザイン的には、見通しがよいタイプ、縦や横のラインのシンプルなデザインの商品が人気。また、フェンスも同様に見通しがよく、乗り越えるための足にならないようなデザインがいいでしょう。フェンスを乗り越えようとすると警報がなる製品も出ていますし、フェンス近くに設けるセンサーなども提案されています。
また、インターホンやポストは できるだけ外、門扉付近などに設置するようにしましょう。玄関ドア付近にあると、侵入者を玄関先まで誘導することになってしまいます。最近は、インターホン機能も強化され、テレビモニターによって確認できることはもちろん、画像録画も可能で不在時の来訪者を記録に残すこともできる商品もでています。ポストは郵便物が盗まれないような機能の付いているタイプや鍵のかかるタイプがいいでしょう。個人情報の漏洩を防ぐことも大切なことです。

カーポートにもドアやシャッターを

門扉だけでなく駐車スペースの防犯も忘れずに検討したいものです。車の出しやすさ入れやすさを優先させて開放的にしておくと、侵入者を招くことになる場合も。ガレージドアやオーバードア、シャッターなどを設けて、敷地の境界を明確にしておくようにしましょう。自動ロックタイプの製品やピッキングに強い製品などもでています。また、夜間、暗がりになるようであれば、照明器具も設置しておきたいもの。防犯カメラやセンサー付きのライトも効果が期待できます。その他、屋根つきのカーポートを設ける場合には、屋根部分が2階のベランダや窓への足がかりにならないようなデザイン、配置を考えておくようにしましょう。

庭・外まわりは、暗がりや足がかりを作らない

ベランダやバルコニーを設ける場合も、手すり部分は見通しのいいデザインを選び死角をつくらないようにすること。2階に設置する場合はできれば柱を設けないタイプの方が防犯面ではいいでしょう。また、ウッドデッキやパーゴラ、エアコンの室外機、給湯器などや、配管や雨どいも足場になる場合がありますので、 設置位置にも配慮が必要です。庭に暗がりがあるようであれば、ガーデンライトなどを設置するのもいいでしょうし、センサー付のライトを取り入れるのもいいでしょう。
庭灯だけでなく、部屋の照明をタイマーで点灯できる機器も提案されています。留守中でも在宅しているかのようにすることが可能です。

玄関ドアは「ワンドア・ツーロック」が基本

玄関ドアは、 サムターン回しがしにくい材質や構造かどうか、ピッキングがしにくい構造かどうか、などを確認するようにしましょう。ドアは侵入に対して時間がかかることが重要なので、主錠のほかに補助錠がある「ワンドア・ツーロック」が基本です。最近では、携帯したカギによって、ドアに近づくと自動で解錠、離れると施錠する自動施解錠システムやICカードキーなども提案されています。そのほか、ドアのガラス部分の素材やサイズもチェックすること。これは引戸の場合でも同じです。戸をはずされないようにパッキンのついたものや格子の狭いタイプ、防犯ガラスを用いたものもでてきています。また、勝手口のドアも同様に配慮することを忘れずに。

窓サッシは合わせガラス、面格子の検討も

壊されにくく、破られにくいガラスやサッシを用いることも大切です。ガラスは合わせガラスなど防犯機能が高いものが効果的。窓サッシもツーロックのものを選ぶようにしましょう。
また、浴室やトイレなどの小さな窓も注意が必要。人が通れないサイズを選び、見通しの悪い場所にある窓には、面格子を設置するようにしましょう。面格子そのものの強度、切断に強いものはもちろん、最近では、取り付けネジを外されないように工夫された商品やサッシと一体型の面格子も出ています。
滑り出し窓など外に面格子をつけることができない窓形状の場合は、窓の内側にパイプを設けたり、室内側に取り付ける室内面格子を設置するという方法も。ジャロジー(ルーバー)窓はルーバー部分のガラスが破壊されやすいので、センサーを設置したり面格子を取り付けるようにしましょう。
窓シャッターの 防犯性能も高まっています。こじ開けにくい構造のシャッターや大きな窓だけでなく小さな窓にも設置できるシャッターも出てきていますし、サッシ一体型のシャッターもあります。そのほか、センサーによって、家中の施錠状態や開閉状態が確認できるシステムも。窓の数が多い場合や3階建て住宅の場合、高齢者がいる場合など検討してもいいのではないでしょうか。

「防犯性能の高い建物部品」を確認する

防犯性能の高い製品を選ぶためのひとつの基準としては「防犯性能の高い建物部品」を選ぶということが挙げられます。これは、「防犯性能の高い建物部品の開発・普及に関する官民合同会議」による防犯基準にクリアした製品のことで、既存商品に比べて防犯性能が高く、主にこじ開けやピッキングに5分以上耐える製品のこと。対象となっている建築部品は、玄関や勝手口、錠・シリンダー・サムターン、窓やガレージシャッターなどで、CPマークが表示されています。メーカーのカタログやショールームの展示商品にはCPマークが付いているので、商品を選ぶ際には確認するよう にしましょう。

他の機能や性能とのバランスが重要

極端に防犯性能を高めることだけに注力してしまうと、住まいとしての居心地のよさ、安全性などのほかの機能、性能に支障をきたしてしまうこともあるかもしれません。開口部の配し方によっては採光や通風に影響がでたり、格子をたくさんつけることで閉鎖的な気分になったり、また、あまりに複雑なシステムや施錠は扱いにくく、火災の場合などに非難時間がかかってしまうこともあるかもしれません。効果的な対策を検討しつつ、家族構成・年齢やライフスタイルに合わせて 暮らしやすい住まいをプランニングするようにしましょう。もちろん予算的なバランスも忘れずに。

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