スマホの「グルメアプリ」でお店選び GPS、条件指定で楽々検索

二次会に特化したぐるなび社「イマノモ!」の画面。エリアや人数などを入力すれば、条件に合った店の情報が送られてくる。アンドロイド版は21日から、iOS版は5月上旬から提供予定

  

 

もうすぐ連休。 行楽先や初めて訪れる場所でのレストラン選びや、飲み会の二次会のお店選びに困った経験はありませんか。

そんなときは、スマートフォンのグルメ情報アプリを使うと便利です!
GPS(衛星利用測位システム)を使用して近くにある店を検索で見つけたり、その場で予約できるほか、さまざまな条件を指定することで好みに合った店を選びやすくなる。現在は多様なアプリがあるため、目的別に活用したい。(産経ビズより・本間英士)

 ◆予約も取れる

 47都道府県の約50万店の情報を調べられる「ぐるなび」のアプリを利用してみた。店側が情報を更新するため、掲載されている情報の確実性が高く、「きょうの一押し料理」などが随時更新されるのが特徴。ダウンロードはアップストア、グーグルプレイストアからでき、基本的に無料で使える。

 使い方は簡単で、まずアプリを起動し、「場所」「日時」「料理ジャンル」「予算」「人数」などの希望条件を入れて検索する。条件に合致し、空席のある店が見つかれば、表示された電話番号に連絡するか、アプリの予約フォームで予約を取れる。「個室がある店」「女子会向けコース」など、シーンに合わせた条件設定も可能だ。

 時間がない場合など、近場の店探しを優先したいときは、スマホのGPSを使い、現在地から半径500メートルにある店を検索する機能が便利。一部店舗では10%オフなどのクーポン券を発行している。

 さらに詳細な条件がある場合は、アプリにある「スーらく幹事」機能が効果的だ。「アレルギーに対応したメニューはあるか」「車いすでの入店はOKか」などのリクエストを記入し、ぐるなび側に送信すると、条件にかなった店からオファーが届く仕組みになっている。
 ◆豊富な選択肢

 昨年ぐるなびを利用して予約したユーザー数は500万人を超えた。広報グループの北沢輝衛・統括次長は「ネットを使ったレストラン予約サービスは年々一般化してきている。アプリも最小限の入力で店を探せるので、スマホに不慣れな方にもおすすめです」と話している。

 「ぐるなび」と並び、多くのスマホユーザーに使われているのが「食べログ」(カカクコム運営)だ。

 食べログの特徴は、店を選ぶ際の参考として他のユーザーの口コミや写真、点数を比較しながら選べること。この機能が受け、食べログにアクセスするユニークユーザー数は月間5301万人、口コミの数は累計526万件に達した。口コミは個人の感想のため、過信しすぎないよう注意を払う必要があるが、店を選ぶ際の参考になる。

 「食べ歩きが好きだったり、おいしいお店を見つけるのに熱心なユーザーにご利用いただいている」とカカクコム広報室。アプリはiOS版を今年2月にバージョンアップし、店探しや予約を少ない入力でできるなど操作性を改善した。アンドロイド版もリニューアルを予定している。

 今月9日には、米など20カ国以上で展開する世界最大級の口コミサイトで、実名によるレストラン評価などが特徴の「Yelp(イェルプ)」が、日本語版のアプリとして上陸。グルメ情報アプリの競争は激化しており、条件や状況に応じ、うまく使い分けたい。

 

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