風水

風水家相と鬼門の話し

中国で生まれた風水は603年の奈良時代に日本に渡ってきました。平安時代になりさらに暦の学問として研究され、日本文化に合わせた独自の家相学が確立されていきました。現在の皇居かつての江戸城が「鬼門」や「裏鬼門」を初め、風水家相で緻密に計算されて建てられているというのはとても有名な話ですね。そのお陰で徳川家は270年にも及ぶ長きにわたって繁栄し続ける事ができたんです。

 

「鬼門」とは方位で言うと東北であり、「変化」や「繋ぎ目」を意味する場所です。人物でいえば、「跡継ぎさん」「後継者」を意味します。ですから家の東北の家相が悪いと、跡継ぎができない家となり、その家は繁栄しないわけです。そんなこともあり東北=鬼門は、昔からとても大切にされてきた場所なんです。

 

風水や家相なんてほとんど気にしないという方であっても「鬼門」だけは、ちょっと気になるというのが本音のようですね。特に昔から「鬼門のトイレは脳溢血」と言われ、恐れられてきました。それは、鬼門の場所である東北は、一日中、太陽光の当たらない場所で家の中で最も寒い場所だからです。そんな寒いトイレで、朝早く血圧の高い人が、用を足すために力んだとすると…どうなるでしょうか?脳の血管に負担がかかり運が悪ければ、大変な事態になります。だから昔の人は、鬼門のトイレを非常に怖がったわけですね。

 

では、現代ではいかがでしょうか?床暖房で家中あたたか、便座だってポカポカ快適です。

だから、鬼門にトイレをつくっても大丈夫なんですよ。だけど、あまりいい気持ちはしませんよね。だから、今でもあえて東北にトイレは持ってきません。

東北の鬼門は物置や書斎になさるのが無難です。

箱嶌李風(はこしま りふう)
二級建築士、宅地建物取引主任者、インテリアコーディネーター、大乗推命学会師範、JIM CCA上級マスターコーチ、JIMCCA認定上級トレーナー・上級講師、JEUGIAカルチャー福 岡天神校講師。一人でも多くの女性がキラキラと輝くことが、老若男女すべての方の幸せに 繋がると信じている。
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