エアコンの使用と断熱対策

今年の夏は異常なほど暑さが続き、気象庁は「命に危険を及ぼすレベルで、災害と認識」と発表しました。
日本各地で40℃を超え、灼熱の日本列島となりました。
また、気象庁は、この異常現象が今年だけではなく、将来も増えると予測されると説明しています。
今後の暑さ対策は、一時しのぎではなく、長期的な視点で考えなければならないようです。

現在では、エアコンが普及し、暑い日にはエアコンを使うことが多いと思いますが、
国土交通省によると(2012年調査)、日本の既存住宅のおよそ8割は、無断熱レベルにあり気密性も低いそうです。
学校や体育館などの公共施設はさらにひどいレベルといわれています。

断熱・気密性が低いと、せっかくエアコンを入れても冷気が隙間から逃げてしまう。
なかなか冷えずに、光熱費がかかってしまい、またその分エネルギーを消費することとなり、
二酸化炭素の排出量を増やし、悪循環となります。

ではどうすればよいのでしょうか?
エアコンを使用する環境、すなわち建物の性能をできるだけレベルアップすることです。
今後は、少ないエアコンの使用量で快適な空間を作っていく工夫をしなければなりません。
例えば、部屋の隙間を隙間テープで埋めたり、窓に日よけシートを貼ったり、カーテンやシェードで日よけをしたり・・・
今では、おしゃれな日よけもたくさん売られているので、室内の気温を下げるだけでなく、
暑さでじめっとした気分も軽快にしてくれます。

まだまだ残暑が厳しいようですが、自分なりに暑さ対策をして楽しんでみてはいかがでしょうか・・・

暑い

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